日産自動車は北九州市に建設する予定のEV(電気自動車)向けの電池工場の計画を断念すると発表しました。

 日産は今年1月、福岡県や北九州市と電池工場の立地に関して協定を締結していました。

 今年度中に着工する予定で、投資総額は1533億円を見込んでいました。

 しかし、投資効果について検討を重ねた結果、新工場の建設を断念したということです。

 EV用の電池については「今後も市場ニーズに合わせた戦略の策定に取り組む」としています。

 日産は先月、2024年度の通期予想を下方修正し、最終損益が過去最大の7000億円から7500億円の赤字になる見込みであると発表しています。