9日の日経平均株価は値上がりし、3月下旬以来、約1カ月ぶりに3万7000円台を回復して取引を終えました。終値は8日より574円高い、3万7503円でした。

 9日の日経平均は前日のアメリカ市場で主要な株価指数が上昇したことに加え、外国為替市場で一時、1ドル=146円台を付けるなど円安が進んだことから値上がりしました。

 市場関係者は関税を巡り、アメリカとイギリスが貿易の枠組みで合意したことやトランプ大統領が中国への関税引き下げの可能性を示したことから、市場の警戒感が和らいだとみています。

 終値が3万7000円台となるのは3月28日(3万7120円)以来です。