衆議院の予算委員会の集中審議で、石破総理大臣は年金制度改革法案について、今週中に提出する考えを示しました。
(政治部・平井聡一郎記者報告) 立憲民主党は、3月以降提出を先送りし続けたのは「遅延行為だ」と批判しました。
立憲民主党 長妻代表代行 「今週中に出さなければ、時間切れを狙っているというふうに言わざるを得ない」
石破総理大臣 「時間切れを狙っているなどということは一切ございません。明日、色々な手続きを経て国会に提出をする」
また、パートらの厚生年金加入拡大などが盛り込まれた法案について、石破総理は「制度を安定させ、受給者を増やしたい」と強調しました。
一方、消費税の減税については、立憲が食料品への税率ゼロを原則1年間検討していることについて「本当に困っている人への措置になるのか」と疑問を呈しました。
石破総理大臣 「我が国におきまして、どうすれば一番困窮しておられる方々に手厚い措置ができるかということを念頭に置きながら、あらゆる可能性を議論をしていくのが当然のことでございます」
消費税を巡っては、夏の参院選も見据えて与党内からも減税を求める声が上がっていますが、政府としては見送る方向で調整しています。