軍事的緊張が高まっていたインドとパキスタンが停戦合意したことを受け、林官房長官は「歓迎する」と述べ、両国に対し対話を通じた事態の安定化を求めると強調しました。

林官房長官 「日本政府としては南アジアの平和と安定のため、インド、パキスタン双方が自制し、対話を通じて事態を安定化させることを強く求めておりまして、両国への働き掛けを続けて参ります」

 インドとパキスタンは領有権を争うカシミール地方のインド側支配地域で起きたテロをきっかけに紛争に発展していましたが、10日に停戦合意しました。

 林長官は「歓迎する」と述べ、合意に向けたアメリカの仲介努力を評価しました。

 そのうえで「対話を通じた問題解決が重要であり、引き続き今後の進展を注視していく」と強調しました。