2024年5月、宮城県の石巻港に係留していた貨物船の倉庫内で男性作業員2人が死傷した事故で、石巻海上保安署は作業を指揮していた40代男性ら2人を書類送検しました。

 業務上過失致死傷の疑いで書類送検されたのは、日本通運の社員で作業を指揮していた40代男性ら2人です。

 2024年5月、石巻港に係留していた貨物船の倉庫内でパームヤシの殻の積み込みを行っていた際、作業員2人が酸欠で意識を失い1人が死亡1人がけがをしました。

 パームヤシの殻は酸素を吸収し二酸化炭素を出す性質がありますが、2人は安全管理を徹底させる立場でありながら、酸素濃度を測定させないなど業務上必要な注意を怠った疑いが持たれています。

 2人は容疑を認めているということです。