海水温の上昇などにより水揚げが減っている魚もある中、安定的に供給できるサメを活用した新商品が誕生しました。

 気仙沼産のモウカザメをフライにした、その名もフカフカクリスピーです。宮城県の商社や大学などが連携し、約1年かけて開発しました。サメを表すフカと、フカフカとした柔らかい食感から名付けられました。

 近年、不漁が続く魚もある中でサメは比較的水揚げが安定していて、気仙沼では年間約1万2000トンと、全国一の水揚げ量を誇ります。

 関係者はフカヒレだけでなく。身のおいしさも知ってほしいと期待しています。

 「鶏肉に近いような衣が結構スパイシーで、ソースとすごくマッチしておいしいですね」「水っぽさとかも全然無くて臭みもないし、イメージが変わりましたね」

 かね久遠藤伸太郎社長「サメの水分をコーティングしまして、うまみを封じ込めるように仕上がったのかなと。多くの人にサメのおいしさを知っていただけたらなと思います」 フカフカクリスピーは、宮城県の飲食店などで20日から順次提供されるということです。