入院中の患者や医療従事者へ、「しあわせ」の花言葉を持つすずらんを届ける毎年恒例の行事が今年で70回目を迎えました。

 この行事はANAグループが1956年から行っている社会貢献活動で、34都府県合わせて51カ所の赤十字病院や関連施設にすずらんの花が贈呈されました。

 すずらんは北海道千歳市近郊で栽培されたもので、客室乗務員38人が各地を訪問し届けたということです。

 今年はより多くの人にすずらんが届くよう、花の香りがするしおりも作成し、花とともに贈りました。

 すずらんの花言葉は「再び幸せが訪れる」で、1956年当時、日本赤十字社の名誉副総裁を務められていた高松宮宣仁親王妃の喜久子さまが入院患者を励ますためにすずらんを贈ることをANAに提案したことがきっかけで始まった取り組みだということです。