パレスチナ・ガザ地区への支援物資の搬入が再開されましたが、その数は限定的で、国連は物資が届かなければ、多くの犠牲が出ると訴えました。
国連で人道問題を担当するトム・フレッチャー事務次長は、20日、イギリス・BBCの取材に対し、「援助が届かない場合、今後48時間以内に1万4000人の赤ちゃんが死亡することになる」と語りました。
ベビーフードなどの支援物資を積んだ数千台のトラックがすでに準備を整えて待っていることを明かしています。
イスラエルは19日、およそ2か月半ぶりに支援物資を届けることを認めましたが、これまでに、ガザ地区に入ったトラックは5台にとどまっています。
国連は、「緊急に配給することが迫られていて、さらに多くの物資が境界を越える必要がある」と訴えています。