アメリカのトランプ政権はハーバード大学の留学生の受け入れを停止すると声明を出しました。
アメリカの国土安全保障省は22日、ハーバード大学について「新たに留学生を入学させることはできず、在学中の留学生は転校しなければアメリカでの滞在資格を失うことになる」と発表しました。
ニューヨーク・タイムズによりますと、現在、ハーバード大学に在籍する留学生は約6800人に上ります。
理由については「キャンパス内での暴力や反ユダヤ主義を助長し、安全ではないキャンパスを作り出した」「扇動者の多くは留学生だ」と主張し、「この措置は全国のすべての大学と学術機関に対する警告だ」と強調しています。
これに対してハーバード大学は「政府の措置は違法だ」としたうえで、「受け入れを維持する」と反発しています。
これまでにトランプ政権は学生への監視などが不十分だとしてハーバード大学への助成金の一部を凍結し、大学側は取り消しを求めてトランプ政権を提訴するなど対立が深まっていました。