アメリカのトランプ大統領が南アフリカの白人が虐殺されていると主張した際に見せた画像が全く関係のないコンゴ民主共和国のものだったことが分かりました。
トランプ大統領は21日、南アフリカのラマポーザ大統領とホワイトハウスで会談した際に、写真付きの記事を手に、南アフリカの白人農民が大量に虐殺されていると主張しました。
ただ、ロイター通信のファクト・チェックチームが検証したところ、この画像のもとになった映像は、コンゴ民主共和国で反政府勢力「M23」の犠牲者を映したもので、ロイター通信が今年2月に配信していたものだと確認したということです。
この件について、ホワイトハウスはコメントに応じていませんが、大統領が手にした記事を書いた記者は「トランプ氏が画像を誤認した」と認めています。