小泉農林水産大臣は、備蓄米の追加放出分を随意契約によって5キロあたり2000円で店頭に並ぶようにすることで、高騰が続くコメの価格を抑えたいとの考えを改めて示しました。

■備蓄米2000円で「コメ高騰抑えたい」

小泉進次郎農水大臣 「『随意契約』という今までとは全く違うやり方で、いま頂いている声の1つは、早ければ1週間程度で店頭に『2000円の5キロの備蓄米』を並べることができる」

 小泉農水大臣は随意契約によって、備蓄米流通のスピードアップと価格抑制を図り、あと1週間程度で5キロ2000円のコメが店頭に並ぶとの見通しを示しました。

小泉農水大臣 「2000円の備蓄米を入れて、この異常な高騰をなんとか抑え込んでいきたい」

 さらに、価格の安い備蓄米が出回ることで、コメ価格の相場を下げたいとの意欲も見せました。午前中には、北海道内のコメの生産者、卸売、小売業者などに協力を呼び掛けました。

 千葉市では、お客さんが楽しく安くコメを手に入れるイベントが行われました。

 コメの枡(ます)盛り放題は1回500円で、参加者が制限時間1分で枡にコメを盛ります。この枡で大体1キロ弱入るそうで、5キロなら2500円と今の相場からはかなりお得な計算に。

 小さな女の子も挑戦しますが…。

「お母さんが1回代わっていい?」

 制限時間ギリギリで、たまらずお母さんがバトンタッチの声。

 どれくらい難しいのでしょうか。駒見アナウンサーも挑戦。まずは枡いっぱいにコメを入れますが…。

「やっぱり落ちちゃう…」

 1粒でも多くゲットするための山盛り、これが大変なんです。

 ゲットしたのは1.1キロ。イベントのためのコメは取引業者に無理を言って用意してもらったといいます。

房総・村の駅 小暮紀翔店長 「利益的な部分は正直ないですが『お客様への還元』というところ。取引業者も『かなり厳しい』と」