2021年に閉店した百貨店の建物を再活用した新たな商業施設が、埼玉県の川口駅前にオープンします。
31日に開業する「ららテラス川口」は、かつて「そごう川口」として1991年から2021年まで、およそ30年間営業した百貨店の建物を再活用しています。
リニューアルにあたっては、入り口の大きなからくり時計や壁や柱の大理石、エレベーターホールやエスカレーターまで、もともとの設備やデザインをそのまま残しました。
通常、新たな商業施設を建てる場合は設計から開業まで5年程度かかるのに対し、今回は2年に短縮できたということです。
コストも通常の2割程度に抑えられたとしています。
建物の再活用はCO2排出量の削減などにもつながるとして、三井不動産は今後も既存の建物のリニューアルを積極的に検討していくということです。