宮城県有数のソラマメの産地、村田町で販売会が始まりました。村田町の特産品ソラマメは、栽培が始まったのは80年以上前とのことです。
ある農家が関東から種を持ってきて育てたことが始まりで、冷たい西風を遮る山があるため栽培に適していたということです。
今では約70戸の農家が育てていて、2025年は町全体で70トンの収穫を見込んでいます。半分は道の駅村田で販売され、もう半分は東京都へ出荷されるということです。 村田町で3代に渡ってソラマメを育てている大沼政彦さんに、村田町のソラマメの特徴を聞きました。
大沼政彦さん「サイズも大きいし気象条件、この場所が適していたのか大きいし甘いですね」
大きくて甘い村田町のソラマメは、11月初旬に苗を植えてから約半年、今の時期が収穫の最盛期です。
大沼政彦さん「気温の関係で生育が遅れた。雨は適当に降って良かったが、3月4月に気温が例年より低かったので生育が遅れた。それで収穫も遅れた」
収穫時期は1週間ほど遅れましたが、実の付き具合は例年通りだということです。
大沼政彦さん「ソラマメは独特な香りと味があり、それが皆に好まれる時季が来るとまだ出ないのかって問い合わせがあるくらい。食べてみれば、おいしいって皆を笑顔にするような食材だと思う」
ソラマメの販売会は6月1日までですが、6月6日からは毎年恒例そらまめ祭りが始まります。500円でソラマメをビニール袋に詰め放題できるほか、ソラマメの炭火焼の試食なども予定されています。