2024年3月に閉鎖した宮城県川崎町のセントメリースキー場で、銅線などが盗まれていたことが分かりました。被害額は数百万円に上るとみられています。

 2024年3月に閉鎖となり、跡地活用の協議が進んでいる川崎町のセントメリースキー場で22日、事務所の窓ガラスが割られているのを町民が見つけ、連絡を受けた町の職員が銅線などが盗まれていることに気が付きました。

 町によりますと、受電設備や変電設備などの扉が壊され、内部の銅線が盗まれていたということです。地中のケーブルも掘り起こされ盗まれていました。

 更に事務所からはテレビなどが盗み出されています。事務所にはセンサーが設置されていましたが、主電源が切られて作動しませんでした。

 そして27日にも同様に銅線が盗まれる被害があったということです。被害額は少なくとも数百万円に上る見込みで、町は大河原警察署に被害届を提出する予定です。

 跡地の利用を町と協議中で、年度内にアウトドア施設のオープンを計画していた地元の事業者は。

 さかたや坂田政裕さん「今までやろうとしていた事ができなくなる可能性が高い、修繕にも高額な費用が掛かるということで。色々な形で模索して何とか再開したいということで町と協議中です」

 川崎町は、バリケードや防犯カメラを設置するなどの対策を進めるということです。