アメリカのトランプ大統領は貿易や関税を巡る米中の閣僚級協議をロンドンで来週開催すると明らかにしました。

 トランプ大統領は6日、自身のSNSで米中の2回目の閣僚級協議をロンドンで9日に開くことを明らかにしました。

 閣僚級協議の開催は5日のトランプ大統領と習近平国家主席の電話会談で合意していて、アメリカ側からはベッセント財務長官、ラトニック商務長官らが出席します。

 トランプ氏は「会談は非常に順調に進むだろう」と期待感を示しました。

 米中両政府はスイスで先月開かれた1回目の閣僚級協議で、90日間にわたって互いに追加関税を115%引き下げることで合意しましたが、その後、交渉は停滞していました。

 アメリカが問題視する中国によるレアアースの輸出規制を巡り、トランプ大統領は習主席との電話会談で問題は解消されたとの認識を示していますが、中国側は明確な言及をしておらず、閣僚級協議でも議論される見通しです。