移民政策に反対するアメリカ・ロサンゼルスのデモが激しさを増しています。トランプ大統領は海兵隊700人投入という異例の措置に踏み切りました。すでにロサンゼルスに到着したと報じられています。

■記者が拘束される場面も

 抗議デモの中心地となっているのは、拘束された移民が収容されているビルの前です。現場には怒声が飛び交います。

小松靖記者 「大きな爆発音がしました。そして催涙ガスでしょうか。煙が上がったのが分かります。一気に人がいなくなりました。ちょっと下がりましょう」

 日が暮れると、現場はさらに混沌(こんとん)としていきます。州兵にゆっくりと、コンテナのようなものが滑るように近づいていきます。

 警察隊に花火を投げつけるデモ参加者に対し、警察側も閃光(せんこう)弾や催涙ガスで応戦します。拘束される人も続出しました。

司会 「ちょっと待ってください。ジェイソン、どうしたのですか?キャロル記者が…ジェイソン、何が起きたのですか?」

CNN ジェイソン・キャロル特派員 「拘束されました。私は拘束されました。これは逮捕ではないのですね?」

警察 「解放しますが、ここには戻れません」

キャロル特派員 「分かりました」

警察 「また戻ってきたら連行します」

 記者も退去させられてしまいます。

 トランプ大統領は、州兵2000人の追加派遣と海兵隊700人の投入を決めました。デモが不測の事態に陥った時の対応に備えるものとみられています。

ニューサム知事 「これ(派兵)は挑発行為であり、さらなる恐怖と怒りをあおり、分断を深めることを意図しています」

トランプ大統領 「(Q.ニューサム知事は“あなたが内乱を望んでいる”と言っています)彼のような人間に任せれば、内乱になります。私が介入して州兵を派遣しなければどうなっていたでしょうか」

(「グッド!モーニング」2025年6月11日放送分より)

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