ブロック塀の倒壊などにより宮城県で27人が亡くなり1300棟以上の住宅が全壊した宮城県沖地震は、耐震基準が見直されるきっかけにもなりました。47年前の地震を映像で振り返ります。
1978年(昭和53年)6月12日午後5時14分に発生した宮城県沖地震はマグニチュード7.4で、激しい揺れに見舞われました。
宮城県によりますと死者は27人で、このうちブロック塀が倒壊し亡くなった人が14人、家屋の倒壊により亡くなった人が5人などとなっています。
住宅被害は全壊が1377棟、半壊が6123棟、一部損壊が12万5375棟に上り耐震基準が見直されるきっかけになりました。
仙台市の都市ガスが復旧まで1カ月を要するなど、ライフラインのもろさが露わになった災害でした。
一方で、夕方の帰宅時間帯で外にいる人が多かったことや、6月で暖房器具から出火する例が少なかったことなど被害を拡大しない要素もありました。
宮城県では6月12日を県民防災の日と定め、次の災害への備えを誓う日としています。