トラブルが起きた新幹線は、いずれも“新型車両”でした。導入からわずか1年、JR東日本は単独運転を取りやめると発表しました。
■“同じ日”にトラブル…原因は
17日、東北新幹線の宇都宮駅と那須塩原駅の間で発生した新幹線の故障。影響は18日も続いていました。
利用客 「かなり運休が出ているということで、慌てて上山から山形まで出てきた。こうやって運休のバタバタもあるので一度、出てきた」
17日、トラブルが発生して走行できなくなったのは山形新幹線の新型車両「E8系」。実は他のE8系の3つの新幹線でも不具合が発生し停車していました。
JR東日本は、すべてのE8系の単独運行を取りやめることを決めました。
新幹線のE8系とは、どんな車両なのでしょうか。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん 「山形新幹線用のつばさの車両。新しい車両で、去年3月にデビューした車両。(以前は)最高速度、時速275キロが時速300キロで走行可能になった車両。つるんとした曲線を使った流線形の車両。色自体は山形県の花などの色を取り入れている車両」
去年、導入されたばかりの新型車両「E8系」。今月17日に故障した回送列車は、新しく納品された後に安全性に問題がないかを確認する試運転の最中でした。
JR東日本によりますと、いずれも補助電源装置が壊れていたとみられますが、原因については調査中としています。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん 「E8系は山形新幹線の専用車両。しかも他に代わりの役割を果たしているものがないので、非常に大きな影響が出てくるので一日も早く原因を究明し、平常の運行に戻ってほしい」