仙台市が名乗りを上げている防災庁の誘致について、村井宮城県知事は18日の会見で県としても後押しする姿勢を示しました。
村井知事「本庁を東京に置くならばですね、仙台市も(地方拠点の)非常に有望な場所だと思いますので、是非仙台市によろしくお願いいたしますと仙台市を市長を応援するような形で要望してまいりました」
村井知事は、17日まで中央省庁で行った予算要望の中で、政府が2026年度中の創設を目指している防災庁の地方拠点を仙台市に置くよう提案したことを明らかにしました。
防災庁は、国の災害対応の司令塔となり各地の自治体が地方拠点の誘致に乗り出しています。
仙台市の郡市長も、5月に赤沢防災庁設置準備担当大臣に要望書を手渡していました。今回は村井知事がその援護をした格好です。 村井知事「東京に非常に近い、そして首都直下型があった時には、宮城はおそらく大きな被害が出ないでしょうから首都直下型に対するサテライト機能を持つ防災庁という意味では、仙台市っていうのは拠点となりうるのではないでしょうかという話をいたしました」
対応した内閣府の瀬戸副大臣は「大きな災害を経験した知事の意見として受け止める」と述べたということです。