東京・渋谷区のバーでぼったくり行為をしたうえ、飲食代金を支払えない客に嘘の説明をして損害賠償金をだまし取ったとして男女6人が逮捕されました。

 鈴木駿太容疑者(22)ら6人は去年4月、仲間と共謀してマッチングアプリで知り合った20代の男性を渋谷区道玄坂のバーに誘い、高額な飲食代金を不正に取り立て、さらに約130万円をだまし取ったなどの疑いが持たれています。

 また、鈴木容疑者ら2人は去年3月にも同様の手口で別の20代男性から約440万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、鈴木容疑者らは高額な飲食代金を請求してATMに連れて行ったうえ、客が金を払えないと言うと、「他の客の予約をキャンセルしないといけない。店の営業が止まり、損害が出た」などと嘘の説明をし、損害賠償金として金を払わせていました。

 取り調べに対して鈴木容疑者を含む5人は容疑を認めていますが、1人は認否を留保しています。

 マッチングアプリを利用したぼったくり事件で詐欺の疑いで逮捕されるのは全国で初めてです。