日本製鉄はUSスチールの買収を巡ってバイデン前大統領らを訴えた行政訴訟について、取り下げることを明らかにしました。

日本製鉄 橋本会長 「裁判を続ける意味が良い意味で解消したということでありますので、これを終結する手続きにすでに入っております」

 日本製鉄側は今年1月、バイデン前大統領による買収禁止命令は「不当な政治介入だ」などとして命令の無効を求める訴訟を起こしていました。

 しかし、USスチールの買収が完了し、「目的を達成した」として訴訟は取り下げる方針です。

 一方、アメリカ鉄鋼大手のクリーブランド・クリフス社などに損害賠償などを求めている訴訟については「相手の出方もよく見たうえで決定していく」としました。