気象庁は宮崎県と鹿児島県にまたがる新燃岳の噴火警戒レベルを「3」に引き上げ、大きな噴石や火砕流への警戒を呼び掛けました。

平祐太郎火山監視課長 「弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から約3キロまで、火砕流が約2キロまで達する可能性があります」

 気象庁によりますと、新燃岳が22日に噴火したことを受けて23日、現地で火山ガスを調査したところ、一日の放出量が約4000トン観測されました。

 気象庁は火山活動が高まった状態になっているとして、噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げました。

 気象庁は今後、さらに火山活動が活発になる可能性もあるとして、最新の情報に注意するように呼び掛けています。