大手商社の三菱商事などが出資するカナダの合弁会社が日本などアジアに向けてLNG(液化天然ガス)を初出荷しました。日本は今後、カナダからLNGを大量に輸入できるようになります。
「LNGカナダ」は年間の生産能力が約1400万トンあるカナダ初の大型天然ガス液化事業会社です。
現地時間の30日に初めてLNGを出荷しました。
日本を中心としたアジア向けで、三菱商事はうち210万トンを引き取ります。
日本には10日ほどで運べるということです。
日本はアジアやオセアニアなどから、年間約6500万トンのLNGを輸入しています。
三菱商事は新たな調達先の開拓は日本のエネルギーの安定供給につながるとしています。
中東のホルムズ海峡など、地政学リスクの高い海域を経由しない点もカナダで調達することの利点だということです。