鹿児島県のトカラ列島・十島村で最大震度6弱を観測した地震を受けて気象庁が緊急会見し、当分の間、震度6弱程度の地震に注意するように呼び掛けました。

 気象庁によりますと、3日午後4時13分ごろ、十島村で最大震度6弱の地震を観測しました。

 震源はトカラ列島近海で深さは20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.5です。この地震による津波の心配はありません。最大震度の6弱を観測したのは十島村悪石島です。

 トカラ列島近海を震源とする震度1以上の地震は先月21日から今月3日午後4時までに1031回観測していました。

 気象庁は午後5時25分から緊急会見を開き、当分の間、震度6弱程度の地震に注意するように呼び掛けました。

 また、揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているので、やむを得ない事情がない限りは危険な場所に立ち入らないようにしてほしいとしています。