有名花火大会のポスターから花火が消えました。一体なぜなのか。背景には“ある迷惑行為”が。
“日本三大花火大会”の一つと呼ばれる新潟県の「長岡まつり大花火大会」。毎年、多くの人が訪れる花火大会に今年、異変が起きました。
花火大会のポスターから花火が消えたのです。
60代の人 「全然、花火(大会)っぽくない」
70代の人 「有名な花火(大会)だが、あまり客に来てほしくないのか」
去年とおととしのポスターは花火を強調し、派手なものでした。それが今年は花火なし。なぜなのでしょうか…。
長岡花火財団 戸田幸正事務局長 「皆さんに考えてほしい仕掛けで作ったポスター」
実はこのポスターの背景には、ある迷惑行為があるといいます。
人気の長岡まつり大花火大会では、雑踏事故の懸念などから全席をチケット制にして来場者数を管理しているのですが…。
長岡花火財団 戸田幸正事務局長 「チケットを持っていない人が会場周辺に来ると、相当な混雑になることが想定される状況」
チケットを持たない人も会場周辺に集まってしまい、危険な状態になる可能性があるというのです。さらに、迷惑行為も…。
長岡花火財団 戸田幸正事務局長 「転売目的で入手している人がたくさんいて、本当に見たい人にチケットが回らない」
インターネットのチケット販売サイトを見てみると、3000円の席が4倍近くの11000円で売られていました。
主催者側は対策としてチケットを記名式にしています。今年、すでに2日分の34万人分が完売していますが、来場できなくなった人などのチケットを再販売するなどしています。
ちなみに、ちゃんと花火が入った宣伝用のポスターもあります。