公的年金の積立金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の昨年度の運用収益額が1兆7000億円余りの黒字になったと発表しました。

 GPIFによりますと、昨年度の運用収益額は約1兆7334億円で、5年連続の黒字になりました。

 収益率は0.71%でした。

 市場での運用を始めた2001年度以降の累積収益は155兆5311億円になります。

 GPIFは国内株式、外国株式、国内債券、外国債券を4分の1ずつ保有する現在の資産構成割合を維持していて、トランプ関税などによって影響を受ける短期的な市場動向に合わせて変えることはせず、長期的な観点から運用していきたいとしています。