国賓としてモンゴルを訪問していた天皇皇后両陛下が13日午後、帰国しました。

 両陛下は6日から8日間の日程で国賓としてモンゴルを訪問しました。

 両陛下は「今回、初めて二人でモンゴルを訪れ、とても思い出深い訪問となりました」と感想を寄せられました。

 また、日本人抑留者の慰霊碑に供花したことについては「先の大戦で亡くなられた方々のことを忘れず、過去の歴史に対する理解を深め、平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないかと改めて思います」とされました。

 さらに、「若い世代の人々が今後もお互いの国に対する関心を深め、両国の相互理解と友好親善に大きな役割を果たしていくことを期待しています」としています。

 両陛下はモンゴルで第二次世界大戦後に抑留されて亡くなった日本人の慰霊碑を訪れ、花を供えられました。

 また、大統領夫妻主催の晩餐(ばんさん)会で陛下はビオラを演奏されたほか、モンゴルの祭典「ナーダム」の開会式などの公式行事に参加されました。