アメリカの6月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて2.7%上昇し、伸び率は2カ月連続で拡大しました。

 アメリカ労働省が今月15日に発表した6月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて2.7%上昇し、市場予想を上回りました。

 5月は2.4%の上昇で、伸び率は2カ月連続で拡大しています。

 物価の変動が大きい食品とエネルギーを除いた指数は2.9%の上昇と、市場予想と同じでした。

 トランプ政権が進める関税の強化が物価の上昇に影響を与えつつあるとの見方も出ています。

 FRB(連邦準備制度理事会)は今月29、30日に金融政策を決める会合を開きますが、政策金利を据え置くとみられています。

 トランプ大統領は15日、自身のSNSに「インフレは非常に低い。金利を3ポイント引き下げるべきだ」と投稿し、FRBに対して直ちに利下げするよう求めました。

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