宮城県富谷市に古くから伝わる田植踊りを伝承しようと、地元の保存会が中学生たちに踊りを教えました。

 県の無形民俗文化財に指定されている富谷田植踊りは、富谷市北部の原地区で1590年ごろから始まったとされていて、400年以上にわたり正月などに五穀豊穣を願って踊られてきました。

 伝統の踊りを次の世代に引き継いでいこうと11日、地元保存会のメンバーたちが富谷中学校で授業を行い、1年生84人に振り付けを教えました。

 小学4年生の時にも踊った経験があるという生徒たちは、3年ぶりの田植踊りで一生懸命に振り付けを思い出しながら練習に打ち込んでいました。

 生徒「(3年前に踊った)記憶が全然なくて、初めてやったみたいでめっちゃ難しかったです」「田植踊りは農作業をイメージしてると言っていたので、田植えはこんな感じなんだなと思いました」

 富谷田植踊り保存会若生隆雄代表「若いから上手に踊っている子もいる。末永く楽しんで踊りを覚えていただきたいと思います」