参議院選挙宮城選挙区の終盤の情勢についてです。朝日新聞社の情勢調査と取材で得た情報によりますと、立憲民主党の現職石垣のりこ候補と自民党の新人石川光次郎候補が激しく競り合っています。

 朝日新聞社では7月13日と14日、インターネット調査会社に委託して調査し登録モニターのうち宮城選挙区の有権者1227人から有効回答を得ました。

 この調査と取材データを総合すると、立憲民主党の現職石垣のりこ候補と自民党新人の石川光次郎候補が激しく競り合っています。 投票態度を明らかにした人でみると、石垣候補は立憲支持層の9割強を固めている上、無党派層から5割弱の支持を得ています。年代別では、60代以上を中心に幅広い層から安定した支持が集まっています。

 石川候補は自民支持層から9割弱の支持を得ていますが、無党派層からの支持は2割弱にとどまっています。40代以上から高齢層まで一定の支持を得る一方、比較的若い世代では浸透しきれていません。

 参政党の新人ローレンス綾子候補は、参政支持層のほとんどを固め無党派層からも2割弱の支持を得ています。

 れいわ新選組の新人石井義人候補は、れいわ支持層の大部分を固めていますが、無党派層に支持は広がっていません。

 チームみらいの新人角野為耶候補、NHK党の新人前田太一候補、無所属の新人中村高志候補はいずれも厳しい戦いです。

 今回の調査時点では、投票態度を明らかにしていない人が4割おり、情勢は変わる可能性があります。