財務省が実施した40年物の国債の入札で落札利回りが過去最高になりました。
23日に実施された40年債の落札利回りは3.375%で、2007年に入札が始まって以来、過去最高となりました。
財務省は需給の悪化を受け、40年債の発行額を前回の5000億円から4000億円に減額しましたが、応札倍率は2.13倍で前回の2.21倍を下回りました。
入札開始の直前に日米の関税交渉で合意し、石破総理大臣の早期退陣も報じられるなか、市場関係者は「財政規律の悪化や今後の政局が流動化することが懸念され、積極的に買い増す動きがみられなかった」としています。