交通事故の犠牲者の生前の様子やその遺族からの言葉を紹介する「生命のメッセージ展」がJR仙台駅で開かれています。
この展示会は事件や事故で亡くなった被害者の実態やその支援について理解を深めてもらおうと、全国で開催されているものです。
会場には交通事故で亡くなった12人の等身大パネルが展示され、被害者の靴や、遺族からのメッセージが添えられています。
25年前、仙台市泉区で信号無視のクレーン車に轢かれ亡くなった8歳の男の子を紹介するパネルも。
母親は息子が生きた証であるこの展示から、交通安全について考えてほしいと話します。
みやぎ交通事故ハナミズキの会 佐藤早織さん「私も息子が交通事故で亡くなる前は、どこか遠くで起きているような、身近ではなくて。決して他人事ではなくいつ誰にでも起こりうることだと、知っていただきたい」
訪れた人「きょう、あす、同じようなことになってもおかしくないので、普段の生活の延長線上にあることなんだな、ということをすごく感じた」
展示会はJR仙台駅で、29日まで開かれています。