khbのドキュメンタリー番組が、優れた科学技術映像を表彰する科学技術映像祭で、最高賞の内閣総理大臣賞を受賞しました。

 第66回科学技術映像祭で内閣総理大臣賞を受賞したのは、khbが制作し、2024年3月に全国放送した「テレメンタリー2024 100人の証言 命をつなぐ津波避難」です。

 この番組は、東日本大震災で生き残った宮城県石巻市南浜門脇地区の住民100人の証言と合わせて、当時の避難行動をCGで再現し、津波避難の教訓を伝えたドキュメンタリー番組です。

 「CGが秀逸で、データと住民の証言から、どういう人がなぜすぐに高台に逃げなかったのかが見えてくる。これは防災科学としても貴重な成果だ」などと評価されました。

 科学技術映像祭は、1960年に始まった日本で最も権威のある科学技術の映像祭で、khbが内閣総理大臣賞を受賞するのは初めてです。

 khbの作品など入選作品は、全国の科学館などで上映会が開催されます。