イギリス政府はパレスチナ・ガザ地区の大けがをしたり病気を抱える子ども最大300人を受け入れ、無償で治療する方針だとイギリスメディアが報じました。

 ガザ地区では、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く影響で医療体制が逼迫(ひっぱく)し、十分な医療を受けられない状態が続いています。

 こうしたなか、サンデー・タイムズ紙は3日、イギリス政府が大けがをしたり病気を抱えているガザ地区の子ども最大300人を受け入れ、無償で治療する方針だと報じました。

 イギリスではこれまで、医療支援団体「プロジェクト・ピュア・ホープ」がイスラエル軍の攻撃で大けがをした子どもら3人を国内に搬送して治療しています。

 イギリス政府に対しても支援を求めてきました。

 プロジェクト・ピュア・ホープは今回の報道を受け、「緊急の医療を必要とするすべての子どもが回復する機会を得られるように支援します」と患者の搬送や治療で政府に協力していく考えを示しました。