経済産業省は下請け企業に支払う対価の条件が後ろ向きな発注元の企業を実名で公表し、三菱鉛筆やシャトレーゼなど15社が最低評価にあたるとしました。

 調査は中小企業の発注元として名前が多く上がった446社のうち、「支払い手段が現金であるかどうか」や「支払い手段が手形の場合、現金化するときの手数料は発注者側か下請け側のどちらが負担するのか」といったことなどから評価を行いました。

 最低評価となったのは筆記用具メーカーの「三菱鉛筆」や洋菓子メーカーの「シャトレーゼ」など15社です。

 経産省は来年1月に施行され、価格転嫁や取引適正化を図る「取適法」では手形払いが禁止になることにも触れ、低評価だった企業に対しては速やかに改善してほしいと述べました。