ガソリン価格を巡りカルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は長野県のスタンドなどが加盟する組合の支部に対し、排除措置命令を出す方針を固めました。
関係者によりますと、独占禁止法違反で排除措置命令が出されるのは、長野県の石油商業組合北信支部です。
遅くとも去年12月以降、ガソリンの店頭表示価格について、値上げや値下げの幅やタイミングを加盟するガソリンスタンド事業者に繰り返し伝達し、価格を不正に調整していたということです。
また、公取委は支部員の事業者の一部に、課徴金納付命令を出す方針です。
長野県のレギュラーガソリン平均価格は1月6日時点で190.7円と、全国平均を10円ほど上回っていました。