杜の都の夏を彩る仙台七夕まつりが開幕しました。仙台市中心部の商店街などは多くの人でにぎわっています。

 仙台七夕は、伊達政宗の時代には既に盛んに行われていたと言われています。明治以降に一旦衰退しましたが、昭和の初めに仙台商人たちが華やかな七夕飾りを復活させたことで、市民の祭りとして定着しました。

 仙台市中心部のアーケードには271本の吹き流しが飾られていて、このうち毎年飾られている平和七夕にはノーモア広島ノーモア長崎と記されています。

 仙台七夕まつりの初日、8月6日は80年前に広島に原爆が投下された日でもあります。平和七夕は、核兵器が2度と使われないよう50年前に核廃絶を願って市民の手で始まりました。

 国内外から多くの人が折り鶴を折るなど協力し、立派な飾りになりました。

 ”平和を祈る七夕”市民のつどい油谷重雄代表「核兵器ゼロまで私たちは運動を続けていきたいということが、最初の私たちの訴えの中にあった。その意味ではまだまだ途中。私たちができなければ誰か次の世代にということで、色々な若い人とこの運動に取り組んで初めている」

 仙台七夕まつり協賛会では、期間中の人出を前年同様200万人以上と見込んでいます。