秋以降のコメの価格が大きくは下がらないとの見方が強まっています。
コメの販売事業者などで構成される「米穀安定供給確保支援機構」の7月の調査で、今後3カ月の主食用米の価格の見通しを表す指数は「46」でした。
横ばいを示す「50」を下回っているため、先行きの価格は低下する見通しですが、6月の調査と比べて11ポイント上昇し、先安観は弱まりました。
早場米の収穫が始まるなか、JAが生産者に支払う「概算金」が去年より1万円ほど上昇しているほか、水不足などによる収穫への懸念が原因とみられています。
一方、現状のコメの価格水準を示す指数は「77」で、6月と比べて6ポイント減少しました。