宮城県大崎市では、水不足による農作物への被害状況や水の管理について話し合う緊急会議が開催されました。

 大崎市では、雨不足により7月29日から鳴子ダムで貯水率0%が続いていて、地域ごとに農業用水を使える日を制限する番水を実施しています。

 大崎市や宮城県、農協などの担当者20人が出席して開催された緊急会議では、一部の水田でひび割れや稲が枯れる被害が出ているものの、生育は概ね順調と報告されました。 8月の降水量が平年並みになる見込みであることから、番水を継続しつつ田んぼが浸る程度に水を入れる飽水管理を呼び掛けました。

 大崎市産業経済部安部祐輝さん「皆さんで節水に協力して、何とか水を回して出穂期間を乗り切っていくという形で進めていければと思っています」

 なお、大崎市では猛暑と雨不足で早生種の大豆が枯れる被害が確認されているということです。