パレスチナ・ガザ地区でイスラエル軍の攻撃により、中東の衛星テレビ局アルジャジーラの記者ら5人が死亡しました。

 アルジャジーラによりますと、ガザ地区で10日、イスラエル軍による空爆があり、ガザ市内の病院の近くに設置されたテントが攻撃を受け、アルジャジーラに所属する記者やカメラマンら5人が死亡しました。他にも2人が死亡したということです。

 イスラエル軍は攻撃を認め、死亡した記者の1人、アル・シャリフ氏について、イスラム組織「ハマス」の下部組織のリーダーだとし、「イスラエルの民間人や軍に対するロケット攻撃に関与していた」と主張しています。

 これに対してアルジャジーラは「全く根拠はない」としてイスラエル軍の攻撃を非難しています。

 おととし10月に大規模な衝突が始まって以降、ガザ地区で死亡した報道関係者の数は200人を超えています。