京都の夏の風物詩「五山送り火」が営まれ、古都の夜空を彩りました。

 16日午後8時に点火が始まると、「大文字」をはじめに、「妙法」「船形」など5つの文字や形が京都の街を囲む山に浮かび上がりました。

 五山送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を再び、あの世へ帰すための儀式で、数百年に渡って続いています。

「文字がきれいに映った」 「(亡くなった)叔父が初盆だったので、叔父のことを思いながら見ていました。無事に帰ったかなと思いながら」

 送り火は先祖の霊が迷わずに帰るための道しるべとされています。

 この送り火で先祖と過ごす京都のお盆は幕を閉じました。