6月に生まれて7月から一般公開されていた、仙台うみの杜水族館のイロワケイルカの赤ちゃんが15日に息を引き取りました。献花台には別れを惜しむ人の姿がみられました。
仙台うみの杜水族館によると、イロワケイルカの赤ちゃんは15日の午後から泳ぎに違和感が出て観察していたところ、午後11時過ぎに容体が急変し死んだということです。死因は現在も調査中です。
イロワケイルカの赤ちゃんは、6月22日に生まれました。7月8日の一般公開初日には開館直後から多くの人が駆け付け、親子で仲良く泳ぐ愛らしい姿に癒やされていました。
イロワケイルカは繁殖が難しいとされ、現在国内で飼育されているのは仙台うみの杜水族館と三重県の鳥羽水族館で計6頭のみで、仙台うみの杜水族館では初めての誕生でした。
母親は日本では最高齢、34歳での出産となったセーラです。
1人で泳ぐ母親セーラに、訪れた人たちからは悲しみの声が聞かれました。
来館者「もうちょっと見たかった」「見ようと思ってたけど、いなくなっちゃってたから悲しかったです」「展示してた時に1回だけ見て、これから成長が楽しみだなって思っていたんですけど。またどこかで、天国でも元気に泳いでくれたらいいのかなと思う」
水族館は「イロワケイルカの赤ちゃんの誕生と成長を応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます」とコメントしています。 母親セーラの健康状態には問題無く、今後も万全にケアしていくということです。