乾いた田んぼに稲の種を直接まいて栽培する乾田直播に挑戦している宮城県色麻町の水田で、関係者が稲の生育を確認しました。

 色麻町高城の水田に生産者や農協関係者、約50人が集まりました。

 乾田直播は、水を張っていない乾いた田んぼに直接稲の種をまくため、苗を育てて田植えをする必要がなく、省力化と生産コストの削減が期待されています。

 色麻町では4つの農家や法人が28ヘクタールで乾田直播を行っていて、このうち農事組合法人下高城ふぁあむでは、初めて乾田直播で飼料米を栽培しました。

 農事組合法人下高城ふぁあむ早坂成弘代表「田植え作業がないというだけでも、4割ぐらいの(労力の)削減になってる肌感はあります。成功すれば、次年度以降は主食米にもどんどん進めて行きたいと考えている」

 下高城ふぁあむでは、将来的に全体で48ヘクタールのうち8割を乾田直播にしたいと考えているということです。