世界各国の障害者が制作したアート作品の展覧会が、21日からせんだいメディアテークで始まりました。

 今回で11回目となる展覧会は、2024年から国内だけではなく全世界に募集エリアを拡大しました。

 約1400の応募作品の中から入選した143作品が展示されていて、それぞれの作品に障害者のリアルな感覚や興味が反映されてます。

 中津川浩章審査委員長「障害のあるなしにかかわらず、この展覧会はエネルギーがすごいですよね。障害のある人たちが、普段どのような生活をされているのかを思い浮かべていただけると良いんですけれども」

 内閣総理大臣賞を受賞した沖縄県の与那覇俊さんの作品「巨人病院7」です。47枚の紙に少しずつ異なるカラフルな絵がびっしりと書き込まれています。

 段ボールで作られたたくさんの電車たち。神奈川県の宮川祐樹さんの作品「あつまれ!懐かしの電車たち」は、作者お気に入りの車両を形から塗装まで忠実に再現しました。

 審査員長中津川浩章さん「ここにいっぱい字が書いてあって、ここにこんなすごく不思議なものが書いてあるけどなんだろうという形で。その謎自体を楽しんでいただけると、とっても楽しめる豊かな展覧会になるのではないかなと思います」

 展覧会はせんだいメディアテークで24日まで開催されています。