東京・奥多摩町で、渓流釣りをしていた50代の男性がクマに顔を引っかかれました。町では今年に入り68件の目撃情報などがあり、クマへの警戒を呼び掛けています。

 奥多摩町で23日午後4時半ごろ、50代の男性が大丹波川の上流で渓流釣りをしていたところ、子グマとみられるクマに顔を引っかかれました。

 町によりますと、男性は病院に搬送されましたが、意識はあり命に別状はないということです。

 現場の200メートル下流にはキャンプ場もあり、地元の猟友会と警察が日没まで花火を使用するなどしてパトロールするとともに、町は臨時の町内放送で警戒を呼び掛けました。

 奥多摩町では今年に入り、クマの目撃情報や痕跡などが68件確認されているということです。