宮城県気仙沼市は「森は海の恋人」を合言葉に植樹活動に取り組んだ、気仙沼市唐桑町の畠山重篤さんに名誉市民の称号を贈る方針を明らかにしました。

 畠山重篤さんは1943年上海生まれで、気仙沼市唐桑町でカキなどの養殖業に従事しました。4月に81歳で亡くなりました。

 1989年からは、森の土壌の栄養分が川を通じて海を豊かにするとして「森は海の恋人」を合言葉に、漁師仲間と共に岩手県一関市室根町で植樹を始めました。

 こうした活動が認められ、これまでに内閣総理大臣表彰や国連機関からの表彰を受けています。

 気仙沼市は、25日に市議会の同意を得た上で9月7日に顕彰式を行い、長男の哲さんに名誉市民章を授与する予定です。