開局50周年を迎えたkhbでは「ぐりりの海プロジェクト」に取り組んでいて、その一環で、絶滅危惧種タチアマモなどの観察会が開かれました。

 宮城県南三陸町の志津川湾で行われた観察会には、21人の親子が参加しました。

 足漕ぎカヤックに乗って観察ポイントに移動した参加者たちは、専門家からアマモの役割や海の生物について説明を受けたあと、ハコメガネを使って海の中を観察しました。

 アマモは、光合成で二酸化炭素を吸収し、酸素を排出するため、地球温暖化を抑制する効果が期待されているほか、魚の生息場所にもなっています。

 しかし、東日本大震災や近年の海水温の上昇で、群生していた南三陸町の海岸のアマモは減少してしまいました。

「ぐりりの海プロジェクト」ではアマモ再生に向けた取り組みを行っていて、これまでに、湾内にアマモを植える活動を行っています。