スポーツパーク構想が主な争点となった大郷町長選挙は1日に投開票が行われ、構想の見直しを訴えた前の町議会議長の石川良彦氏が現職を破り初当選を果たしました。
現職と新人の一騎打ちとなった大郷町長選挙は、新人で前町議会議長の石川良彦氏が6回目の当選を目指した田中学氏を破りました。
選挙戦は、田中町長が打ち出したサッカー場や宿泊施設などを整備するスポーツパーク構想の是非が主な争点となり、石川氏は見直しを訴えました。
石川良彦氏「12面をやるとしたらかなりの経費がかかりますし、採算を取るのは難しいかなと思っていますし、地権者や町民に広く声を聞きながら判断をしてまいりたいと考えています」
現職の田中氏は、構想の推進を訴えましたが及びませんでした。
田中学氏「私の政策に理解が得られなかったことは、まさに私の至らない部分であると思います」
当選から一夜明け、石川氏は町役場で当選証書を受け取り報道陣に町長としての抱負を語りました。
石川良彦氏「町民の方々にまちづくりに参加していただいて、町民の声を聞きながら町民総参加という形で、町民と共に一緒にまちづくりを進めていきたいと考えていることは間違いないので」
新町長の誕生と構想の今後について、大郷町民に聞きました。
「人口も減ってきているし、強引に進めようとする感じが納得いかなかった」「(構想について)今まで色々な案が出て全部つぶれちゃってたから、今回はと期待が大きかったですね。何かまたしばらく夢が無いかなみたいな」「(構想は)もう一回ね、仕切り直しでやった方がいいんじゃないかなと思いますけどね、その批判で学町長も負けたのかなというような感じもしますけどね」
今回の投票率は73.22%で、前回8年前を7.24ポイント下まわりました。