石井章元参議院議員が秘書給与をだまし取ったとして捜索を受けた事件で、公設秘書として届け出されていた人物が、東京地検特捜部に勤務実態がなかったことを認める趣旨の話をしていたことが分かりました。

 石井元議員は国から秘書給与をだまし取った疑いで先月、特捜部の捜索を受けました。

 関係者によりますと、石井元議員は自身が理事長を務める社会福祉法人に関係する親族を公設秘書として届け出ていました。

 その親族が特捜部の任意の調べに、勤務実態がなかったことを認める趣旨の話をしていることが分かりました。

 給与の多くは石井元議員に渡っていた可能性があり、特捜部は実態解明を進めています。