購入したサプリメントを巡り警察の捜査を受けたとして、サントリーHDの会長を辞任した新浪剛史氏は、3日午後に記者会見し、経済団体トップとしての進退などを明らかにする見通しです。
新浪氏は、経営者らで構成し政策提言などを行う経済同友会の代表幹事を務めています。
関係者によりますと、新浪氏は2日の時点で代表幹事を続投する意向を示していました。
一方、同友会側はガバナンス上の問題がないか検討を続けていて、午前中に新浪氏本人を含めた幹部の会議で対応を話し合ったとみられます。
幹部の間には「捜査の結論が出るまで待ってもいい」という声がある一方、政策を提言する団体として「説得力がなくなる」という声もあり、意見が分かれています。
新浪氏を巡っては先月22日、大麻由来の成分が含まれた製品をアメリカから輸入したとして、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで福岡県警が都内の自宅を家宅捜索していました。